リネージュとテニス
MMORPGとしてかなり煮詰まっているリネージュ。
日々繰り広げられるユーザー間の煽り合いは、日に日に悪質性を増している印象を受けます。
特にNonPVPサーバーでのソレは顕著で、PVPによる排除が出来ないため、如何にして対象をゲームから追い出し、辞めさせるか。
に焦点を当てています。
【果たしてそれでいいのか】
前置きが長くなりましたが今回は
「NonPVPサーバーにおけるユーザー間の争いはどうあるべきか」
を、全く別の視点から考えていきたいと思う。
全く違う視点としてプロテニス界を例にした。
テニスとは
日々己を鍛え、道具やコーチ等に資金をかけ、相対する敵の動きを読み、時に駆け引きをし、裏をかき倒し、報酬を得る。
明確にアンパイア(裁く人)が居るって点は違うけれども、何となく共通するものを感じるのですよ。
そんなテニス界ですが、そのトップ選手達は数億円もの収入を得ています
プレイ人口1億人、その世界に9000人いると言われるプロテニス選手ですが、そのうち試合で勝つことにより収入を得ている人は4000人に満たないと言われています。
そんなピラミッドを形成するのに必須なのが
4,000/「100,000,000」⇦なのです。
この1億人がいてこその4000人なのです。
リネージュに話を戻しましょう
日々レベリングをして対ボスや戦争に備える。
他のユーザーとの衝突は避けられない為、掲示板や捨てキャラ等使い敵対血盟を貶め「相手を引退に追い込む」
よくよく考えてみてよ
これって寧ろ自分の首、締めてない?
本当のトップに立ちたいなら相手を活かしてトップに立つ事じゃない?
トップに立ったとき、ユーザー数が激減してたら…それって面白いかな?
PVPやボス争奪戦後に相手をリスペクトしたり、健闘を称え合う。
そんなリネージュだったら素晴らしいと思わない??
日本時間9/12
USオープンテニス決勝が行われ、最強王者ジョコビッチと、遅咲きのグランドスラマー ワウリンカが対戦。
結果はご存知の通り、ワウリンカが大金星を挙げる事となった。
対戦後のインタビューにこうある。
「この勝利で、決勝に進めば負けなしの11連勝。「トップ4」ではなく「トップ5」とたたえた。
※11連勝=ワウリンカの決勝戦の戦績
※テニス界のBIG4(トップ4)フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー
それに対し
ワウリンカ
「彼らは10年近くも、優勝だけでなくベスト4、準優勝をキープしてきたし、グランドスラムだけではなくマスターズでも立派な成績を残している。僕は、彼らの足元にも及ばない」
この謙虚さ。少なくとも私はゲームであろうとこの姿勢を示していきたいと思います